有料アダルトサイトで動画を購入する際に覚えておきたいキーワードが「DRM制限」です。
アダルトサイトに限らず動画をダウンロード購入した経験のある方は見覚えのあるワードかと思います。
この記事ではDRM制限とは具体的にどんな機能なのかを詳しく解説していきます。
DRM制限の基礎知識
DRM制限とは「Digital Rights Managements」の略で、デジタルコンテンツの著作権を保護するための仕組みです。もっとわかりやすく言うと、不正コピー対策のための「コピーガード」ということになります。
アダルト動画もまたデジタルコンテンツのひとつですから、このDRM制限で動画の著作権を保護しています。
ちなみに有料アダルト動画サイトでダウンロード購入したといっても、原則的には動画を視聴する権利を購入したに過ぎません。購入した動画を勝手に複製(コピー)してネット上で公開したり販売することは違法行為となるので注意しましょう。
DRM制限の特徴
DRM制限がかかっていると不正コピーできないということはわかりましたが、その他にはどのような特徴があるのでしょうか。
最近ではFANZA以外の有料アダルトサイトも人気ですが、特に国内の有料アダルトサイトではほとんどの動画にDRM制限がかかっているので、その特徴をよく把握しておくことをおすすめします。
DRM制限のかかった動画には主に以下のような特徴があります。
- 会員を退会すると動画が再生できない
- 日数期限がある場合は期限を超えると再生できない
- ダウンロードした端末でなければ再生できない場合がある
- 視聴のたびにログインが必要
- 動画のコピーができない
こうしてみると案外制限が多く感じられるかもしれませんが、実際に利用してみるとそこまで大きな不便さは感じないと言ってよいでしょう。
DRM制限は自力で解除できる?
ネット上にはDRM制限を解除する様々なツールが出回っていますが、日本の法律ではDRM制限を解除する行為は違法となります。
いくら個人利用目的とはいえDRM制限を解除する行為は、アウトです。
DRM制限ありのサイト
DRM制限されている主なアダルトサイトは以下です。
- MGS動画
- DANZA
- DUGA(一部DRMフリーあり)
国内の有名アダルトサイトの動画はほぼDRM制限されているという認識でOKです。
ちなみにDRM制限されている動画は専用プレイヤーや専用アプリでしか再生できない場合が多いので、事前に確認するようにしましょう。
また、FANZA等では引退やそのほか様々な理由から販売終了・削除される動画が増加傾向にあります。ダウンロード購入した動画についても、販売終了や削除された動画は視聴できなくなる場合がほとんどですので要注意です。
DRMフリーのサイト
では逆に、DRM制限されていない動画を購入することは可能なのでしょうか。
現状では海外発の無修正サイトでDRM制限フリーの動画を取り扱っています。こちらはデータとして保存することができるので退会など気にする必要もなく、動画をコレクションしていつでも楽しむことが可能となります。
ただし最近は高画質のHD動画を売りにしているサイトが多く、動画1本のファイルサイズが非常に大きいです。そのぶんダウンロードにも時間がかかり、コレクションする際もストレージの容量を大量に消費することは覚えておきましょう。
また、2022年になって業界最大手DTIグループの人気サイトが相次いでダウンロード会員を廃止(ストリーミング専門サービスへ移行)しています。今後おそらく追随するサイトも増えると予想されますので、動画をデータで残しておきたい方は早めの対策をおすすめします。
DRM制限のまとめ
DRM制限はデジタルコンテンツの著作権を保護する(不正使用を防ぐ)ための技術で、国内ではほとんどの有料アダルトサイトで採用されています。
DRM制限することによりメーカーやAV制作会社は著作権が保護(著作権侵害による損失を回避)され、その結果ユーザーはよりハイクオリティなアダルト動画を楽しめるという好循環が生まれます。これがDRM制限最大のメリットといえるでしょう。
一方でDRM制限のデメリットとしては、せっかくダウンロード購入した動画でも退会すると視聴できなくなったり、メーカーや出演者の事情で配信停止・削除されると視聴できなくなるケースも少なくないということです。
有料アダルトサイト利用の際は、各サイトごとにDRM制限の有無と再生(視聴)条件は事前に確認しておくようにしましょう。